2011年11月30日水曜日

色づき



ようやく境内の銀杏をはじめ様々な木々が色づいてまいりました。

昨日は秋晴れで、お日様の光に照らされた銀杏が黄金色に光り輝き、私たちの目を楽しませてくれました。春夏秋冬、その時節、時節に様々な姿を私たちに見せてくれますが、特に散る前には、自らの存在を忘れないで欲しいと言わんばかりに燃え盛り、花であれば咲き乱れます。よく考えてみると、銀杏は私たちを楽しませようと思って紅葉しているわけではないはずなのに、それを見て美しいと感じる者がいる、とても不思議なことだと改めて感じさせていただきました。

さて、私たちは自らの人生の深まりを楽しんでいるでしょうか。そもそも人生が深まってきているのでしょうか。むしろ歳を重ねるごとに、その人生を受け入れることができず、現実から逃げ続けるという浅い人生を送っているのではないでしょうか。

人生の深まりとともに自分色に色づかせ、また自分色に輝かせながら人生を楽しみ、ひとつひとつ大切に味わっていきたいものです。

今日は落ち葉が舞っている・・・

2011年11月17日木曜日

法話ライブ


親戚寺院であった霊河秀樹さんの法話ライブの様子をビデオ撮影してYouTubeにアップロードしてみました。
よかったら聴いてみてくださいね。
美声ですよ〜♪

http://www.youtube.com/user/jhokoji

私もお邪魔させていただいたのですが、ご近所のお寺さんでは松田亜世さんの法話ライブの映像がご住職のブログで観ることができますよ。

http://zenpukuzi.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-b68a.html

2011年11月11日金曜日

でんしゃ!



今日は月末で一歳半になる長男と二人っきりでプチ旅行に出かけてきました。行き先は内灘で、電車に乗るということが目的でした。

長男は、はじめて覚えた言葉が「でんしゃ」という位の電車好きで、絵本やおもちゃの電車を見ては「でんしゃ!でんしゃ!」を連発ということもあり、一度本物の電車に乗せてやろうと思い金沢駅↔内灘駅を往復しました。

なぜ内灘駅かというと、私が一度、浅野川線に乗ってみたかったからです。生まれて三十うん十年、人生の大半を過ごした金沢に住みながら、これまで一度も浅野川線に乗ったことがなかったからです。

これまで長女とは二人であっちこっちお出かけをしてきましたが、よく考えると長男とは今回が初めて。長男が生まれてからは、いつも授乳の関係もあり長男とお母さんはいつも一緒。だからお出かけの時はでみんな一緒に行動していました。途中でグズらないかちょっとドキドキの旅行となりました。

息子と二人っきりになって、ひとつ気づかされたことがあります。それは私がずーっと息子に向かって一方的に話しかけ続けているということです。「これが電車だよ」とか「~駅だよ」とか本人が分かろうが分かるまいが、聞いていようが聞いてなかろうが、話しかけているのです。もちろん、これまでもそういうことはしてきたのですが、それをあまりに自然なこととし過ぎていたために、話しかけている自分の姿に気づかなかったのです。冷静になってみれば、親として当然の姿なのですが…
「でんしゃ」というキーワードを通して、電車というものを分からせてあげたい私と、初めて電車に乗った息子とがひとつに繋がれたような気がしました。

仏さまも私たちが分かろうが分かるまいが、聞いていようが聞いてなかろうが呼びかけてくださっておられます。本当の親さまは仏さま。



最後に、いつも当寺の行事に内灘から電車とバスを乗り継いできてくださる方々のご苦労を少し知ることができました。

2011年11月9日水曜日

テープ起こし

先日の報恩講で白山市の相馬豊さんにお話いただいたご法話のテープ起こしが完了しました。
テープ起こしといっても、パソコンに直接録音していますけどね。


これから印刷に出すところですが、一足先にホームページに公開しました。
是非、読んでみてくださいね。

閲覧はこちらからどうぞ

また報恩講二日目のお話も既にテキスト化済みですので、編集・校正後に後日アップいたしますので、もうしばらくお待ちください。