2013年11月30日土曜日

12月・1月・2月はお休み

本年5月、見切り発車的にスタートさせた当寺聞法会「きこまいけ」ですが、おかげさまで毎月15~35名の方が参加され、一緒に正信偈の練習と教えを学んでいます。

前回(11月28日)には、「きこまいけ報恩講」を勤めさせていただきました。これを以て年内の「きこまいけ」を終了させていただきますことをお知らせ致します。

当初は、毎月休まずに開催する予定でいましたが、遠方より徒歩や自転車などで来られる方が多いこともあり、積雪など悪天候が予想される12〜2月までを休講にすることに致しました。来年3月より再開致しますのでよろしくお願い致します。

12〜2月はお休みです。
次回は3月28日、午後2時です。

2013年11月29日金曜日

写真展の様子

「浄光寺写真展」
すべてが、シャッターチャンス。シャッター音は、ナムアミダブツ。
・期間 10月12〜18日
・場所 地下礼拝堂
・参加者 浅森久雄、大竹春夫、開田隆人、坂本茂吉、高田進・汪子、竹内昭平、野関哲也・悟・映実子、松島晋、山本和弘(五十音順)


今回、初開催かつ主催者側がド素人(私のことです)ということもあり、参加者の皆さんにはご心配をおかけしましたが、展示方法や額装の仕上げについてなど、たくさんのアドバイスをいただき、手探り状態だったにもかかわらず、無事に開催することができました。皆さんのご協力に感謝いたします。また、開催中、多くの方々にご来場いただきまして、ありがとうございました!また来年!!













2013年11月9日土曜日

『結草』&『クサムスビ』



当寺法話録『結草』と寺報『クサムスビ』のデータが完成し印刷会社に入稿しました。
一足早くホームページに公開しましたので、是非ご覧ください。

内容ですが

◯『結草』報恩講大逮夜(10月17日)の法話録。ご講師は、相馬豊師(白山市・道因寺住職)全8ページ。

◯『クサムスビ』住職就任式の様子(新住職挨拶・前住職挨拶・祝辞)、写真展、追弔会、おみがき、報恩講の様子、きこまいけ(当寺聞法会)のご案内、行事のご案内。全4ページ。

となっております。

ご門徒の皆さんには印刷完了次第、順次手渡してまいりますのでしばらくお待ちください。

住職就任式〜祝辞〜


*祝辞*

住職就任式が滞りなく執り行われましたこと、誠におめでとうございます。私達門徒にとりましても目出たく慶びにたえません。

前住職 藤 宣章様には先代より引き継がれて三十三年間、折にふれて親鸞聖人の教えをはじめ、その時々に心に響くお話をされ、私達をご指導いただきましたこと、改めて感謝を申し上げます。

住職在任中には、本堂修復計画が平成七年六月に着手され、翌年七月二十一日に起工式が行われました。そして三年がかりで平成十年十月、「本堂落慶法要」並びに「蓮如上人五百回忌御遠忌」を音楽法要を取り入れ盛大に執り行われました。同時に設置されました地下納骨堂は近隣寺院にはない斬新さで好評を得ております。本年は冷暖房設備を設置し環境面においても心を配られるなど多岐にわたり浄光寺発展に多大な力を発揮され、盤石な礎を築かれ、若院 藤 任章様に後継を託されました。

新たに住職を継がれました任章様におかれましても、本年五月より毎月二十八日に新住職ご指導のもと正信偈の学びをとおして親鸞聖人の教えを聞く場として「きこまいけ」を発足させ、毎回多くの方が参加し学んでおります。「きこまいけ」と同時に金沢教区第八組の若手としてお寺で落語を開く「おてらくご」を初めて開催され、多くの人に足を運んでいただき仏法に触れる企画をされるなど、宗門発展に積極的に取り組まれております。
 
このように新住職として意欲的に取り組まれていることは、私達浄光寺門徒にとりましても心強く思い、この上ない喜びであります。
 
今後とも、新住職を盛りたて、浄光寺興隆に尽力してまいる所存であります。
 住職交代にあたり門徒を代表してお祝いの詞といたします。
            平成二十五年十月十八日
                        浄光寺門徒総代
                          責任役員 河合忠博

 目録贈呈

感謝状授与

住職就任式〜前住職挨拶〜

*前住職の挨拶*

本日は、住職就任の式にご参集いただき、新住職には浄光寺門徒会より過分なる「目録」の贈呈を、くわえて小生には身に余る感謝のお言葉を頂戴いたし、恐悦の至りにございます。しばらくお時間をいただき、三十三年を振り返り思いつくまま話させていただければと思います。
 
私にとって、昭和五十五年の父の急逝は想定外のことでした。、寺に生まれ、寺に育ったに違いない私ではありましたが、何も寺のことは知らなかったこと、ようやく三十七にして知らされました。一般的には自信に満ちバリバリ仕事を熟す歳ですからね! 誠にお恥ずかしいことですよ!実際、寺の内外からそういう眼を痛く感じておりました。
 
どう住職の道を歩めばよいのか煩悶しておりました、その頃出遭いました一人の古老の言葉が今でも忘れません。いかなる著名な高僧・学者の言葉よりも私にとっては有難く、嬉しかったことです。
 「な~も心配せんでえ~、わしらがついとる、ただ浅の川からこっち(北部)で光る処となって欲しい。けっしておおきなる光ではなくて、どんなに小さくてもピカッと光り輝くところを創って欲しい」と言われたことです。後の部分が自分には重くのしかかって、返って一体どうすればいいのかわからなかった。どうして鈍が光を放ち輝けるなんて不可能!嫌なこという人だな~と、ずっと思っておりました。しかし短い言葉ながら、長らく頭の片隅に残り続け忘れることはありませんでした。
 
最近やっとその意味のありがたさを感じられるようになってきました。一寸説教ぽくなりますが、しばらく我慢してください。親鸞さまは浄土の一つとして
 「光耀たがひにかがやけり 華果枝葉またおなじ 弥陀を帰命せよ」と表現されてますわ。大意は浄土には樹々の光が互いにかがやき、一樹の中でも華・果・枝・葉がまた互いにかがやいている。このような本願によって聚められた仏・弥陀をたのめと言うことでしょうか。ことに光耀とかがやけりが意味ある言葉と思ってます。仮名のかがやけりにわざわざルビを「映発す」と記しておられる。因みに「映」は他から光を受けて、そのものが本来持つ色彩が盛り上がってハッキリ見えることだと。面白いのは「受けて」とあること。これは「いただく」ともいえましょう。すべてをです。自己分別はいらんのですよ。そこから解き放たれるというか、前の古老のアドバイスも其処にあったんでは?謙虚にして、あるがままに生きよとのお導きであったのしょう。くわえて「曜」ではなく「耀」と拘ってあることも、小さくとも光り輝く処への願いが読み取れ、長年、法に勤しまれた方の一言であったのですよ。あわせて小生のため、ご批判をいただいことに深謝の他ございません。
 
私が賜ったご厚情、ご叱責に倍し新住職にも建設的ご批判、ご指導を頂戴して一寸輝く処が皆様とともに、受け継いでいかれることを念願して御礼の挨拶とします。
       平成二十五年十月十八日
                        浄光寺前住職 釋受宣

住職就任式〜新住職「表白」並「挨拶」〜

10月18日、浄光寺報恩講・結願日中に併せ、住職就任式が執り行われました。


*表白*


敬って 大慈大悲の阿弥陀如来 人界の教主釈迦如来 浄土真宗の開祖親鸞聖人 当山浄光寺歴代住職・寺族・門信徒並びに十方三世の三宝に白して言さく
本日ここに「報恩講結願日中」並びに 「龍向山浄光寺 第二十三世住職就任式」をお勤めするにあたり 謹んで尊前を荘厳し 恭しく香華を捧げて 有縁の法類 門信徒と共に 仏祖の御前に 住職就任の決意を申し奉る

それ惟みれば阿弥陀如来は超載永劫の昔 濁世の凡夫を救わんと安養の浄土を建立し 宗祖親鸞聖人 如来の正覚を受け継いで浄土真宗を興して 念仏成仏の道を示し給えり
 
それよりこのかた その勧化を蒙り真実の信心を慶喜する門呂 幾千万ということを知らず また報恩の誠より出でて 仏法聴聞の場が建立されること 数多なり
 
当山もまたその一なり
一四六三年 ここに一人の僧あり 名を浄教房圓成と呼ぶ 浄土真宗の法灯を浄光寺に掲げ給えり
 
以来 五百五十年の間、歴代住職は宗祖親鸞聖人の教えを仰ぎつつ 怠ることなく衆人と共に 仏法聴聞に励み 法の灯を絶やすことなく その相続に苦心給えり
 
今ここに 第二十二世釋受宣住職より法灯を譲り受けし釋受任 その流れをくむとはいえども はなはだ浅学非才にして その器に非ざる故 慚愧の念いよいよ深し 
 
住職という立場に安住するに非ず 娑婆界に埋没するに非ず 親鸞聖人の「非僧非俗」の精神に立ち返り その間に於いて 自信教人信の歩みを重ね 門徒同朋と共にお念仏の生活に勤しみ み法の灯を絶やすことなく 受け継いでいくことを
敬って申す

       


*新住職挨拶*

本日は、お忙しい中「浄光寺報恩講」並びに「住職就任式」にご参詣いただきまして、誠にありがとうございます。平素より皆様方には浄光寺興隆に格別なるご尽力を賜わりまして厚く御礼申し上げます。

さる二月、総代の河合忠博さま、細川三千夫さまに帯同いただき参加しました住職修習に於いて、親鸞聖人御真影のもと浄光寺第二十三世住職を拝命賜わりましたことを、ここに謹んでご報告申し上げますとともに皆様方へのご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。

昨年、沖縄で聞いた話しですが、沖縄には、大谷派のお寺が一ケ寺しかありません。最近ようやく別院が建てられたという真宗未開の地といっても過言ではないようなところなのです。そのようなところですが、地道な活動によって少しづつ念仏者が誕生しているのです。そしてその中の何人かの人たちが、お寺を建てようと動いていらっしゃるそうです。今からお寺をはじめるという発想がなかった私は、大変驚かされました。

 
思えば、お寺に生まれ育ち三十九年、寺があることが当たり前のように錯覚しておりますが、はじめから浄光寺というお寺があったわけではありません。当然そこには出発点があります。お念仏の教えに出遇えたことを喜びとされた人が、その教えを伝え広めんが為に、仏法聴聞の場が開かれた、それがお寺の原点であります。

今を遡ること五百五十年昔、浄教房圓成によって浄光寺に法灯が掲げられたとされます。そしてその法灯が今、私にバトンタッチされるわけですが、その間消えることなく私のところにまで届けてくださった、歴代住職並びに無数のご門徒の皆さんのご苦労を思うと、住職の責務に身が引き締まる思いであります。

しかし、私に与えられた仕事は、お寺をただ相続させていくことではありません。その出処、すなわち浄教房圓成や親鸞聖人が喜びとされたお念仏の教えに皆さんと共にもう一度出遇い直していくことだと受け止めております。
 
さきほどの表白の中にも述べましたが、住職という立場に安住するのでもなく、娑婆世界に埋没するのでもなく、その狭間において自身が抱える迷いの身と向き合いながら、皆さんと共にお念仏の生活の歩みを重ねてまいりたいと思います。
 何卒、旧に倍して格別のご指導ご鞭撻を賜わりますようお願い申し上げます。

      平成二十五年十月十八日
                                                                 龍向山 浄光寺
                          第二十三世住職 釋受任









2013年10月12日土曜日

写真展スタート


報恩講期間に併せて、本日より浄光寺写真展を開催しています。
日・10月12日→18日
時・9時→18時
処・浄光寺本堂地下礼拝室

当寺門徒を中心とする小学生・中学生〜80歳までの12名・37点の力作を展示しております。お気軽にお立ち寄りください。



アツい!おみがき


報恩講&住職就任式をお迎えするにあたり、みんなでおみがき(本堂の仏具磨き)をしました。

運動会などの行事でお忙しい6日(日)2時という日時にもかかわらず、予想に反して多くの方にお集まりいただきました。特に初めて参加されたお若い方が数名いらっしゃってとても嬉しかったです。

とても暑い日で、みんな汗を流しながら一生懸命、丁寧に磨いてくださったおかげでピッカピカ☆

仕事の後は恒例のおはぎ。おみがきの後のおはぎは格別です。
皆さん、お疲れ様でした!


2013年9月16日月曜日

「報恩講」並「住職就任式」のお知らせ



◯10月17日(木)
・「報恩講」大逮夜 午後1時半〜 法話 相馬豊 師
・「報恩講」初夜  午後7時〜 DVD『教如上人物語』上映
◯10月18日(金)
・「報恩講」日中・「住職就任式」午前10時半〜 法話 相馬豊 師

※18日の報恩講に合わせて住職就任式を執り行います。
お誘い合わせご参詣ください。

2013年9月13日金曜日

*浄光寺写真展*


報恩講期間に合わせて浄光寺の門徒を中心とする9名による写真展を開催します。


*浄光寺写真展*
「すべてが、シャッターチャンス。シャッター音は、ナムアミダブツ。」
期間 10月12(土)→18日(金)
時間 午前9時→午後6時
場所 浄光寺本堂・地下礼拝堂
入場無料。

お誘い合わせご来場ください。


真宗大谷派 龍向山 浄光寺
〒920-0843
金沢市森山2-19-32
TEL&FAX076-252-4922
メールinfo@jhokoji.net
WEB http://www.jhokoji.net/



2013年8月18日日曜日

本堂に空調設備を設置⑤冷房の使用感


7月より本格的に使用開始した本堂の床下式空調、主に法事や聞法会の際に使用してきたわけですけれども、先日の「追弔会」ではじめて大勢集まる行事での冷房を経験しましたのでそろそろエアコンの使用感をご報告できたらと思います。

まず、驚かされたのは、その静粛性。風切り音や動作音など殆ど音がしないのです。静かだとは聞いていましたが、ここまでとは。風量を最大にしてもよく耳を澄まさないとわからないレベルです。むしろ、外の室外機の騒音の方が耳につきます。その静粛性のせいで反対に通常のエアコンや家庭用エアコンの音がとても気になるようになってしまいました。これまであまり意識したことなどなかったのですが、意識し出すと意外と気になるものですね。

またこの床下空調は風速がとても遅いことも特徴となっています。直接不快な風を感じることがないので、とても自然で心地よい空間を実現することができるのです。これを設計の佐藤さんは「泉効果」と言われます。つまり泉が湧きでるがごとく、静かに、そしてゆるやかに心地良い風が湧き出てくるのです。ほとんど空調の存在を意識することのない快適な空間を作り出すことができます。

寺院にとって法要時の厳粛さを邪魔しないこの静粛性はかなり有益なのではないでしょうか。当寺は、これまで冬場に使用していた業務用ストーブの騒音に閉口させられていました。

そして、肝心の冷房の効き具合ですが、これも◎です。

実は、効きに関しては少し心配をしていました。広さに対してそれほど大きくない室内機が2台(冷房能力12.5KW・暖房能力14KW)で本当に大丈夫なのか半信半疑だったのです。

本堂の室温が30度を超えるような状態であっても何の問題もなく設定温度(いつも22~23度位)に達します。ただし全体が均一に冷えるまである程度時間がかかるため来客の一時間ほど前からスイッチを入れるようにしています。

嬉しい誤算だったのは、お内陣も涼しいこと。今回導入した空調は本堂全体ではなく、参詣人が座るスペースのみを冷暖房する設計の為、僧侶が座るお内陣はあまり期待していなかったのでありがたいです。特に法要時は法衣を着込みますのでとても助かります。またお内陣と同様に空調の対象外だった通路なども同じく快適です。

また運用費も想像より遥かに低負担で驚いております。
床下空調は人のいる空間のみを空調しますのでやはり効率が良いようです。

こんないいことずくめの空調ですが、あえて欠点を挙げると、冷房時の場合、風量を落としすぎると冷気が下に溜まりがちになること。女性の方で足が寒いと言われた方がおられます。
あと全体が冷えるまで温度にムラ(正座、椅子、起立など状態によって温度差を感じます)ができやすいようですので、早めにスイッチを入れておく必要があります。


当寺は床がカーペットで椅子式であったり、縁の下にエアコンを収めるスペースが十分にあったりと比較的導入しやすい環境が整ってはいましたが、それでも色々ハードルや制約がありましたので、どなたにでもお勧めできる空調ではありませんが、私は今回この空調を導入できて本当に嬉しく思っております。今言った条件はもちろんですが、何より設計者や施工業者にも恵まれましてお陰様で快適な聴聞の場をみなさまに提供することができました。どうもありがとうございました。皆さまのお越しをお待ちしております。

冬には暖房の使用感をレポートしたいと思います。

2013年8月15日木曜日

法話ライブの動画を掲載しました


平成25年8月13日 「追弔会」法話ライブの様子です。
歌・演奏・法話 霊河秀樹(福井県 浄土真宗本願寺派 玄性寺住職)










 









追弔会が厳修されました


13日、旧盆に合わせて「追弔会」が厳修されました。
お忙しい中、そして猛暑の中、ご参詣いただきましてありがとうございました。

お盆休みや夏休みということもあり、ご遠方の方、家族連れの方、お若い方、また小さなお子様たちなど幅広い年代の方々にお集まりいただき、亡き人を縁に仏法に耳を傾けられました。

以前は当たり前であったであろう親が子を連れて、おじいちゃんやおばあちゃんが孫を連れてお寺にお参りする光景ですが、核家族世帯の増加や価値観の変化などに伴い残念ながらあまりお見かけすることがなくなり、寂しい思いをしておりますが、お盆だけはまだそういう光景が残っており少しホッとしております。この法要を通していのちのバトンタッチ、そしてお念仏の教えのバトンタッチの大切さを改めて感じさせられました。


今回の法話はいつもと趣が異なりましてライブ形式。

霊河秀樹(福井県 浄土真宗本願寺派 玄性寺住職)さんをお招きしての歌とギター演奏による法話ライブ。
仏教讃歌やJPOP、オリジナル曲など曲の合間に法話を挟みながらの全9曲をやさしくとても美しい歌声で歌ってくださいました。きっとその歌声はみなさんの心に仏様の願いを届けてくれたことでしょう。笑いあり涙ありの80分でした。
玄性寺様、ご遠方をどうもありがとうございました。




この模様は後日YouTubeにアップしたいと思います。
お楽しみに♪

そうそう、本堂エアコンの効きもバッチリでした!

2013年8月5日月曜日

本堂に空調設備を設置④工事・完成編



前回からの続きになります。

工期は一週間程度で、北菱さんをはじめ空調屋さんや大工さんには迅速かつ丁寧な仕事をしていただき、とても満足いく仕上がりとなりました。とくに、床下に設置した室内機から伸びる配管などはとても美しい引き回しで、素人の私でもいい仕事っぷりを伺うことができます。
また今回選定した三菱製のエアコンは高さ25センチと薄型なので縁の下も十分なスペースを確保することができました。



床面には、吹出し口と吸込み口を各2箇所、左右合わせて4箇所ずつ、計8箇所設置しています。今回の工事で本堂に大きな加工を施した箇所はこの吹出し口と吸込み口の箇所のみなので本堂へのダメージも最低限で済ませることができました。
少し残念だったのは、吹出し口の色。今回採用した空研というメーカーの吹出し口はセミオーダー品でしたので、色指定可能。ということでカーペットの色に合わせようとカラーチャートなどを参考に試行錯誤したのですが、仕上がってきたのは限りなく白に近いグレー・・・でも意外と違和感がないのでこれで良しとします。


北菱さんの工事完了後、最終確認のため東京より来られた設計の佐藤さんも丁寧な仕事に安心されていました。
それでも、本体や配管を打診したり、風量計や白い煙で風の流れをチェックしたりとその結果、何点か修正箇所をご指摘いただきました。

主な修正箇所
・吹出し口の風量・風速の均一化
・配管やダクトへの地震対策
・結露対策


佐藤さんの的確な指摘と北菱さんの迅速な対応によって、無事に空調工事が完了しました。

次回は使用感をご報告できたらと思います。







2013年7月26日金曜日

追弔会のご案内




「追弔会」8月13日(火)・午前10時
法話ライブ・霊河秀樹師(福井・玄性寺住職)
福井県民の歌「九頭竜川」の作者として知られる師が、心温まる歌声をギターの音色に載せ、仏法をやさしく語って下さいます。



「きこまいけ」7月28日(日)・午後2時
毎月28日(親鸞聖人の御命日)に正信偈のおけいこをしています。


どちらもご自由に参加いただけます。お誘い合わせお参り下さいませ。




2013年7月16日火曜日

仏前結婚式3.16

当寺で仏前式をされたIさんよりお便りをいただきました。






当日は天気もよく、境内には梅の花が咲いており綺麗でした。仏前だからといって堅苦しいことはなく、アットホームな雰囲気で挙式できてよかったです。
指輪交換の他にお数珠交換もあったのが新鮮でした。式中に夫婦二人で署名した「和顔愛語」には、和やかな表情で、愛のある言葉で、人と接するという意味があるとのこと。
これからの自分に必要なことばをいただけたな、と感じました。
浄光寺様で挙式をしたことにより、温かみのある素敵な式ができたと思います。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

お念仏のある確かな家庭を築かれることを念じます。この度はおめでとうございました!

その他の画像はこちらよりご覧いただけます。


2013年6月26日水曜日

クサムスビ発行




『結草』別冊『クサムスビ』を発行しました。
「おてらくご」の様子、「追弔会」、「きこまいけ」のご案内、本堂空調設置のお知らせなどを掲載。

ご門徒の皆さまにはお盆(7月)に来られた際にお配りする予定です。





2013年6月13日木曜日

「お太子さん」の法話


少し遅くなってしまいましたが、3月20日「お太子さん」のご法話を掲載しました。
ご講師は、今年も大谷大学名誉教授、木村宣彰先生です。

テキスト版はこちら
音声版はこちら

過去のご法話はこちら




「きこまいけ」はじまりました!


皆さまと共に親鸞聖人の教えを聞く場として、この度、当寺の聞法会「きこまいけ」を発足する運びとなりました。ご案内が遅くなってしまいましたが、5月28日に第一回目の「きこまいけ」を開催しました。

ご門徒の皆さまにも十分なご案内できずに、見切り発車的にスタートさせてしまった感いっぱいで、人が集まって下さるかとても心配しておりましたが、雨天にもかかわらず15名の方が参加してくださいました。ご門徒の方々は勿論、先日の「おてらくご」を縁にはじめて当寺の本堂に足を運んでくださった方、当寺のホームページを見られてはるばる県外からお越しになられた方、たまたま仕事がお休みだった方など様々なご縁でお集まりいただき、とてもありがたく、また充実した時間を過ごすことができました。



先ずは「正信偈」のお勤めの練習から始めていく予定です。
そして、少しづつですがその教えにも触れていきます。

ゆっくり、ゆっくりと進めて行きたいと思っておりますので、気長なお付き合いのほどよろしくお願いいたします。


・日時 毎月28日午後2時
・場所 浄光寺本堂
・テキスト 赤本

次回は、6月28日(金)午後2時です。

初心者大歓迎!

皆さまのご参加をお待ち申し上げております。









2013年5月30日木曜日

本堂に空調設備を設置③設計編

思い切って相談してみた佐藤英治さんは空調のスペシャリストで、イーエス・アソシエイツという設備設計の会社の代表取締役をされております。金沢21世紀美術館(SANNA妹島和世+西沢立衛)をはじめ、せんだいメディアテーク(伊東豊雄)、森の学校キョロロ(手塚貴晴+手塚由比)など多数の有名建築の空調設計を担当されるだけでなく海外出張や東日本大震災の被災地でのボランティア活動など多岐に渡るご活躍をされてお忙しい日々を送られているにも関わらず、初めてコンタクトをとった翌週には東京から金沢まで足を運んでくださいました。


その時、「問題なく床下空調を設置できます」との力強いひと言をいただき、ひと安心。


それから間もなくして、機器の配置などのラフスケッチなどが送られて、何度もメールのやり取りをして、なんとか年内に機器の選定や仕様の決定まで漕ぎ着けました。詳細な仕様の掲載は避けさせていただきますが、広い空間にたった2台のエアコン。床下に室内機を設置して床面に吹出し口と吸込み口を設けます。

2013年1月、施工工事を地元の北菱電興さんに依頼。北菱電興の工事部門である北菱設備システムさんに施工していただくことになりました。

吹出し口の位置や数、デザインや色などの選定に苦労しました。
特に吹出し口については当初の位置に設置が難しいことが判明し、試行錯誤の繰り返しになってしまい、北菱さんと佐藤さんにはご迷惑をおかけしましたが、なんとか3月中に最終的な仕様や金額を決定することができました。

見積もりも当初想定していた予算内に収めることができ、また電気代もエアコンの台数も少ないために、想定よりもかなり低い金額で抑えることができそうです。


次はいよいよ工事です。
続く。



本堂に空調設備を設置②検討編

◯エアコンの設置を検討し始めて見えてきた課題

・環境負荷。原子力発電所の問題やCO2の排出量など環境問題。
・空調方式。本堂は空間が広く天井高もあるので通常のエアコンで対応できるのか。
・建物への負担。古い大切な本堂なのでなるべく補強や加工等を避けたい。
・意匠。厳粛な雰囲気を壊したくない。
・金銭的な問題。工事費はもちろんのこと、ランニングコストも心配。


◯これらの問題に出来るだけ対応できる空調方式とは?

結論から言いますと、天井埋め込み型や床置き型など色々と検討した結果、床下空調を採用しました。


ヒントは21世紀美術館でした。
21世紀美術館の空調は床面とガラス窓の間にスリットがあり、そこから冷気や暖気が出てくるというもので、以前からとても気になっていました。後から知ったのですが、床が二重構造となっており、床下全体にも空調から排出された空気が行き渡っているそうで、床暖房効果もあるようです。

そこで床下空調について調べてみました。

メリット
・効率が良い。地上2m位までしか空調しないらしい→天井高がある本堂に最適。当然環境負荷やランニングコストの低減にも貢献するはず。
・吹出し口と吸込み口しか露出しない→意匠の問題もクリアできるはず。また当寺は縁の下が高いためエアコン本体などの機器類を収めるためのスペースも十分だし、建物への負担も少なくて済むはず。

なんだか本堂の空調にピッタリな方式な気がしてきました!
しかし、不安材料も・・・

・果たして既存の木像建築物に設置できるのか。
・どこにお願いすればいいのか。
・既成品では対応できないであろうから金銭的に無理なのではないか。


思い切って、21世紀美術館の空調を設計された佐藤英治さんにコンタクトをとってみました。2012年の9月に入った頃のことでした。

続く。






本堂に空調設備を設置①導入理由


 導入理由

本堂にエアコンを設置する・・・


「えっ、お寺って涼しいんじゃないの?」

「はい、昔はそうだったのですが、昨今の温暖化に伴う猛暑の日々、真夏の法要は僧侶も参詣人も熱中症覚悟と言っても過言ではないくらい過酷なものになっております。」

また温暖化以外にも様々な原因が考えられます。
・十数年前に行った本堂改築に伴う気密性の向上(熱が逃げにくくなりました)
・ステンレス製瓦を採用した為日差しが焼け込み易くなった。
・基礎が高くなったことにより、日当たりが良くなり西日の影響を受けやすくなった。



「冬は寒いのでしょう?」

「いえ、業務用ストーブを4台設置していますので、十分温かい空間を提供できております。」

しかし問題点も・・・
・ストーブの騒音。読経や法話の妨げになってしまいます。
・燃費が悪い。一台につき20Lの灯油を飲み込むのですが、あっという間に空っぽ。
・天井が高いので温かい空気が上がってしまう為に効率が悪い。
・乾燥し過ぎる為に大切なケヤキの柱に亀裂が生じてきている。

色々言い訳がましいことを書いてしまいましたが、エアコンの設置を本格的に検討し始めたのは、去年(2012年)8月のことでした。

続きます。




2013年5月29日水曜日

「おてらくご」大盛況でした


去る5月10日、「おてらくご」が当寺に於いて開催されました。
「おてらくご」とは「おてら」+「らくご」の造語で要はお寺を会場として落語を縁に仏法にも触れていただこうという企画です。

初めての開催でワクワク・ドキドキでしたが、116名の方が集まって下さり、ほぼ満堂。
雨天の夜にもかかわらず、足をお運び頂きましてありがとうございました!


式次第はこんな感じ。



正信偈のお勤めと法話ではiPadとプロジェクターを駆使。
自炊した赤本(正信偈の勤行集)や法話のネタや上記の式次第なんかを仕込んだiPad miniをApple TVを接続したプロジェクターに無線LAN経由で出力しました。本堂には無線LAN環境がなかったため、iPhone5でテザリング機能を利用して無線LAN環境を構築。また噺家が登場する際に流す出囃子もiPhoneから出力しました。

今回初めて勤行集ではなく、iPadを持ってお勤めをさせていただきましたが、とても見易かったとのことで評判も上々でした。

私が担当させていただいた法話・・・「笑いの世界と念仏の世界」〜親鸞聖人は何を喜びとされたか〜という講題でお話させていただきました。こちらでもiPadが大活躍。

そしてお待ちかねの落語。
立川吉幸の登場と共に雰囲気が一変。
終始本堂が笑い声で包まれておりました。流石プロ!!
実は今回初めての生落語(汗)いや〜ぁやっぱり生は違いますね!大興奮の一日となりました。



吉幸さん、楽しい時間をありがとうございました〜!
志ららさんも交えた懇親会も楽しゅうございました。

また開催できたらいいな〜



聞善寺さんと本泉寺さんの二会場もスタッフとしてお手伝いさせていただきましたが、大盛況でしたよ〜♪


2013年4月29日月曜日

おてらくご&はなまつり





5月11日(土)に開催される「はなまつり」の共同開催として当寺にも噺家さんをお招きして落語会を開催する運びとなりました。

連日開演 金沢八組 「おてらくご」

平成25年5月10日(金)・11日(土)

入場無料!

5月10日(金)午後3時
会場:聞善寺 金沢市瓢箪町5ー33 076-261-7374
噺家:立川志らら
スケジュール:
 勤行・正信偈
 法話・聞善寺住職
 落語・立川志らら

5月10日(金)午後7時
会場:浄光寺 金沢市森山2ー19ー32 076-252-4922
噺家:立川吉幸
スケジュール:
 勤行・正信偈
 法話・浄光寺住職
 落語・立川吉幸

5月11日(土)午後3時
会場:本泉寺 金沢市二俣町子8 076-236-1004
噺家:立川志らら・立川吉幸
スケジュール:
 『花まつりだゾウ』
 午前10時 出店スタート
 午後1時 帰敬式(対象者のみ)
 午後2時 クイズで学ぶ教学講座
 午後3時 落語 立川吉幸・立川志らら

 [美味しいメニュー]
 揚げたて山菜テンプラ
 蓮如おにぎり
 囲炉裏カフェ etc

 [催し物メニュー]
 プティのマッサージ
 森ゆうこの似顔絵
 オリジナルジュースづくり etc



噺家プロフィール
 立川志らら:1997年5月「入門(師匠・立川志らく)」→2002年5月「昇進(二つ目)」
 立川吉幸:1997年10月「入門(師匠・立川談幸)」→2007年7月「昇進(二つ目)」

駐車場に関しては、それぞれの寺院にお問い合わせください。

主催
真宗大谷派〈金沢教区(第八組)〉
後援
北国新聞社・北陸放送

聞善寺 076-261-7374
浄光寺 076-252-4922
本泉寺 076-236-1004

2013年3月2日土曜日

おたいしさん


「お太子さん」(聖徳太子御忌)
平成24年3月20日午後1時〜
講師 大谷大学名誉教授 木村宣彰先生

どなたさまにもお参りいただけます。
お誘い合わせの上お越しくださるようお願い申し上げます。