2013年5月30日木曜日

本堂に空調設備を設置①導入理由


 導入理由

本堂にエアコンを設置する・・・


「えっ、お寺って涼しいんじゃないの?」

「はい、昔はそうだったのですが、昨今の温暖化に伴う猛暑の日々、真夏の法要は僧侶も参詣人も熱中症覚悟と言っても過言ではないくらい過酷なものになっております。」

また温暖化以外にも様々な原因が考えられます。
・十数年前に行った本堂改築に伴う気密性の向上(熱が逃げにくくなりました)
・ステンレス製瓦を採用した為日差しが焼け込み易くなった。
・基礎が高くなったことにより、日当たりが良くなり西日の影響を受けやすくなった。



「冬は寒いのでしょう?」

「いえ、業務用ストーブを4台設置していますので、十分温かい空間を提供できております。」

しかし問題点も・・・
・ストーブの騒音。読経や法話の妨げになってしまいます。
・燃費が悪い。一台につき20Lの灯油を飲み込むのですが、あっという間に空っぽ。
・天井が高いので温かい空気が上がってしまう為に効率が悪い。
・乾燥し過ぎる為に大切なケヤキの柱に亀裂が生じてきている。

色々言い訳がましいことを書いてしまいましたが、エアコンの設置を本格的に検討し始めたのは、去年(2012年)8月のことでした。

続きます。