2014年6月11日水曜日

なんと一面に


6月7日付、北陸中日新聞朝刊一面のトップ記事に先日の「おてらくご」にお招きした森山町小学校が授業に落語を導入するという記事が掲載されました。校長先生から取材を受けたことは聞いていましたが、こんなに大きく取り上げられるとは!しかも百万石祭の真っ最中に。

早速、朝礼で生徒さんが落語を披露されたそうです!
先日、志ららさんが「小学生は飲み込みが早いから、二時間位の練習で高座に上がれるようになるよ」とはおっしゃっていましたが・・・独学でしょうか?
噺も面白かったらしく、一年生の娘もすごく面白くて楽しかったと話してくれました。

将来有望ですね!

同様の記事がネット版にも掲載されていました。



2014年6月5日木曜日

鈴木大拙館研修ツアー

6月3日(火)、みんなで鈴木大拙館にお邪魔してきました。
今回、十数年にわたり当寺とご縁をいただいております木村宣彰館長にご案内いただけるということもあり、多数のご参加をいただきましてその数、総勢39名。門徒さんだけではなく、ご親戚やお友達を連れてのご参加の方も多くいらっしゃいました。



大きなクスノキが見える通路の一角
ここでは当初、館名を「鈴木大拙記念館」とする案があったそうですが、「記念」という文字を付けると過去形になってしまい、それでは生きた鈴木大拙に会える場所にはならないということで「記念」という文字を付けなかったのだという経緯をお話されました。
 鈴木大拙館設立段階からプロジェクトに参加されていらっしゃる木村先生ならではのお話を伺うことができました。


展示空間
ひとつひとつの作品をとても丁寧に解説してくださいました。
ただ大拙の作品を説明するのではなく、仏教学者でいらっしゃる先生の観点から禅と親鸞聖人の教えを交えながらの熱のこもったお話にご参加の皆さんは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

ちなみに「大拙つれづれ草」という企画展が開催されていました。


学習空間
 こちらでは有名な「O Wonderful,wonderful, and most wonderful wonderful!! and yet again wonderful Daisetu」のお話と大拙館の建築物についてお話いただきました。

ちなみに設計は世界的建築家であり、金沢とも縁の深い谷口吉生さん。実は建築好きの私にとって大拙の魅力もさる事ながら建築物の観点からも大拙館は堪らない空間でもあります。
水鏡の庭
大拙館には縁側に見立てた通路があるのですが、こちらも木村館長のアイディアだそうです。縁側は諸外国にはない、内でも外でもない曖昧なスペースで、外の人とも気軽にコミュニケーションをとることができる日本独自の建築技法。縁を大切にする仏教がこういうところにも生きています。

思索空間
本来、座禅をするスペースなのですが、皆さんゆったりと寛ぎながら先生に色々と質問されていました。


最後は木村館長と一緒に記念撮影

木村館長にはご多用中にもかかわらず長時間(なんと1時間40分!)を割いて頂き、おかげさまでとても充実した時間を過ごすことができました。またとない貴重なご縁をありがとうございます。改めて御礼申し上げます。
また、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。


後日、詳しいレポートや参加者のご感想などを寺報に掲載できればと考えております。