2016年2月19日金曜日

お太子さんのご案内

救世観音大菩薩
 聖徳皇と示現して
 多多のごとくすてずして
 阿摩のごとくにそいたまう

              親鸞聖人 


幼い頃に両親を亡くされた親鸞聖人は、聖徳太子を多多(パパ)、阿摩(ママ)のように慕い、観音菩薩の化身と仰がれています。
【多多のごとくすてずして】晩年、息子善鸞を義絶せざるを得なかった聖人は、同時期にこの御和讃をつくられました。そのことから義絶しても決して見捨てたわけではない聖人の親心を窺うことができます。また同時にどんなことがあっても決して見捨てることのない親様、阿弥陀の親心を改めて受け取り直していかれたのでしょうか。だからこそ聖人は弥陀の慈悲の象徴ともいえる観音菩薩に太子を重ねられたのでしょう。

さて今年もお忙しい中、木村宣彰師にお話いただけることになりました。
万障繰り合わせご参詣ください。


とき 3月20日 (日)午後1時〜
ほうわ 鈴木大拙館館長  木村宣彰師