2017年3月6日月曜日

お太子さん(聖徳太子御忌)のご案内

上宮皇子方便し
 和国の有情をあわれみて
 如来の悲願を弘宣せり
 慶喜奉讃せしむべし    『正像末和讃』親鸞聖人


親鸞聖人は本願念仏の教えに出遇うことができた感動をご和讃に詠われました。救われがたき悲しみの身と向き合われた聖人だからこそ、末法到来の世に現われてくださったお太子さまのご恩は尽きることがないのでしょう。お太子さまは、十七条憲法で「篤く三宝を敬え」と高らかに宣言され、仏法を中心とした国づくりをされました。その時、蒔かれた種は様々なかたちで花開き、現代生活の中においても知らず知らずのうちに大きな影響を受けているところです。しかし、親鸞聖人はお太子さまが本当に伝えたかったことは、生活習慣としての仏教ではなく、「如来の悲願」つまりお念仏の教えだったのだと受け止めていかれました。私たちはお太子さんから何を受け取るのでしょうか。「お太子さん」に訪ねたいと思います。さて今年もお忙しい中、木村宣彰師にお越しいただきます。万障繰り合わせご参詣ください。

日時:3月20日(祝)午後1時~ 

法話:木村宣彰師(鈴木大拙館館長)