2011年10月8日土曜日

*おみがき*

10月17・18日の報恩講の準備のひとつである「おみがき」(仏具磨き)のためにご門徒の方々にお集まりいただきました。今年は昨年の半数にも満たない集まりだったために、一人あたりの負担が大きくなってしまいましたが、なんとか全て磨き終えることができました。

みなさん、ありがとうございました!

ちびっ子たちも頑張ってくれました♪

磨き終わった後は恒例のおはぎ。
一仕事した後のおはぎは最高です♪

最近は、諸事情によりメッキ加工された仏具やコーティングされたものを目にするようになってきました。どちらもおみがきをする必要がないため手がかからない為、私もとても惹かれるものがあるのですが、できるだけ私たちの手で磨きあげたいものです。
なぜなら私たちのために阿弥陀さんは呼びかけ、はたらき続けてくださっているからです。
浄土というどこか遠い国から呼びかけてくださっているのではなく、今この娑婆世界に身を乗り出してわたしたちを救わんとされているのです。私たちを救わんとこの娑婆世界と接点を持っていてくださるからお浄土の荘厳は娑婆の風にさらされて輝きを失ってしまうのだと思います。だからお荘厳の汚れは私たちが汚しているといってよいでしょう。お荘厳の汚れは煩悩の垢です。
これからも煩悩具足の身を自覚しながら、磨かせていただこうと思います。

※ちょっとした裏技
深い彫物が施してある仏具には磨き粉の残りカスなどが蓄積して白くなり少し磨いたぐらいではきれいになりません。
そこで、秘密兵器「口紅」の登場です。
なぜ口紅?と思われるかもしれませんが、口紅に含まれている鉱物が白くなった汚れを溶かすように取り除いてくれます。