ようやく境内の銀杏をはじめ様々な木々が色づいてまいりました。
昨日は秋晴れで、お日様の光に照らされた銀杏が黄金色に光り輝き、私たちの目を楽しませてくれました。春夏秋冬、その時節、時節に様々な姿を私たちに見せてくれますが、特に散る前には、自らの存在を忘れないで欲しいと言わんばかりに燃え盛り、花であれば咲き乱れます。よく考えてみると、銀杏は私たちを楽しませようと思って紅葉しているわけではないはずなのに、それを見て美しいと感じる者がいる、とても不思議なことだと改めて感じさせていただきました。
さて、私たちは自らの人生の深まりを楽しんでいるでしょうか。そもそも人生が深まってきているのでしょうか。むしろ歳を重ねるごとに、その人生を受け入れることができず、現実から逃げ続けるという浅い人生を送っているのではないでしょうか。
人生の深まりとともに自分色に色づかせ、また自分色に輝かせながら人生を楽しみ、ひとつひとつ大切に味わっていきたいものです。
今日は落ち葉が舞っている・・・