2012年2月22日水曜日

自然の温もり


一生懸命、駐車場の雪かきをしながら目にした光景を一枚。
雪国に住む人であれば、分かっていただけると思いますが、木々の周りは他所よりも早く雪が溶けていきます。境内の大木の周りはもちろんのこと、画像にあるこんなに小さな植木の周辺でさえ一足早く溶けて凹んできています。このような様子に自然温もりを感じながら、ふと星野富弘さんの詩が思い浮かびました。


「山に行こう」

山に行こう そして
あなたの造られた風景を
見てこよう
花のまわりに
囲いがあるだろうか
崖の上に柵があるだろうか
小さな心にさえ
囲いを作っている私

星野富弘
 いつまでも雪が溶けずに残るコンクリートやアスファルトのようにいのちの温もりを失った私・・・そんな「囲いを作っている私」であると知らされたとき、雪が少し解けたような気がする。